間取りをは家事を中心に決めていく
注文住宅は設計の自由度が高いため、室内の間取りについても、自分たちのニーズや好みに合わせて仕上げることができます。ただし見た目のデザインや思いつきで決めてしまうと、住宅が完成してから使い勝手の悪さに気づいて、後悔することにもなりかねません。やはり家族それぞれのライフスタイルをよく見極め、そこから間取りを決めていくことが大切です。
特に家事については、人間が生活する以上、必ず避けては通れないポイント。家事を無視した間取りは、非現実的とも言えるでしょう。したがって注文住宅で間取りを考えるのであれば、まず家事を中心に決めていくことが重要になります。そうすることで、完成後の暮らしに後悔するようなリスクも、グッと減らすことができるでしょう。
家事動線を把握し、無駄のない動きを実現する
家事を中心とした間取りにするには、例えば洗濯機の置き場から物干しスペースまでの距離、キッチンとダイニングとを往復する回数というように、普段の家事動線をよく把握することが大切です。家事には様々なものがありますが、順序や方法さらにタイミングなどは、各家庭の規模やライフスタイル等によって異なります。例えば2世帯の大家族と夫婦2人だけの家族とでは、食事準備の時間や洗濯物の量にも、相当な違いが生じます。また朝型と夜型といったライフスタイルの違いでも、家事のタイミングや方法に違いが現れるはずです。
いずれにしても、家事を担当する方の負担を軽減する視点から、間取りを考えなければなりません。その際の秘訣は、できるだけ短くシンプルな動線になるように、各部屋や廊下を配置すること。動線が長く複雑になれば、それだけで家事も非効率になり、家事を担当する方の負担も倍増してしまいます。
人口の多い東京の注文住宅では、テレワークスペースや家事動線など、住みよい空間作りが重要だと言われます。また、自然豊かな23区外エリアを紹介する等、心に余裕のある住まいを提案する業者も多いです。